Vercel Blogは2026年6月11日(現地時間)、AI CMOサービスを手掛けるオカラ (Okara) が、Vercel AI GatewayとVercel Sandboxesを基盤として、12万社を超える企業にAI CMOエージェントを提供していると報じた。オカラは創設者のファティマ・リズワン (Fatima Rizwan) 氏を含む4人体制ながら、1日あたり40億トークンを処理。SEO、GEO、ソーシャルメディア、コンテンツなど8つのサブエージェントを指揮することで、顧客企業の多様なマーケティング活動と成長を支援している。

オカラは、創設者であるファティマ・リズワン (Fatima Rizwan) 氏を含む4人のチームで運営されており、マーケティング人材を雇用することなく、企業のウェブサイトURLからマーケティング戦略を構築し、ブランドボイスを開発、複数のチャネルでエージェントを活性化させる。

リズワン氏は、数人のチームで数十万社の企業をサポートするためには、インフラストラクチャが「見えない」状態であることが不可欠だと述べている。オカラのバックエンドは当初、8つのモデルプロバイダーと個別のSDKを介して通信しており、それぞれが独自のキー管理、画像処理、エッジケースを抱えていた。新たなオープンソースモデルへの拡張時、このアプローチは完全に破綻し、エンジニアは製品開発ではなくアダプターの作成に時間を費やしていたという。

この課題に対し、オカラはVercel AI Gatewayを導入。これにより、カスタム統合が単一の設定に置き換えられ、リトライロジックやフォールバック処理がVercelのルーティング層に完全に移行された。フルスタック開発者のボニー・ヘルナンデス (Boney Hernandez) 氏は、これにより新しいモデルプロバイダーごとのオーバーヘッドが解消されたと述べている。新しいAIモデルがリリースされたその日には、アダプター開発やエッジケースのテスト、デプロイサイクルなしにユーザーに提供できるようになった。

さらに、オカラはVercel Sandboxesを利用してエージェントワークフローを実行している。SEOエージェントはユーザーサイトの問題をスキャンし、Vercel Sandbox内で分析を実行。その結果に基づいてコーディングエージェントが修正コードを含むプルリクエストを作成し、開発者のレビューを経てマージされる。検出から分析、コード変更までの一連のループが自動で実行され、人間が最終的な判断を下す。フルスタック開発者のボニー・ヘルナンデス (Boney Hernandez) 氏は、Vercel Sandboxは瞬時に起動し、動作すると評価している。

オカラのAI CMOは現在、12万以上のウェブサイトで利用されている。チームは1日6〜7回本番環境にデプロイしており、改善は即座に顧客に反映される。今後、オカラはエージェントスイートを拡張し、より大規模なチームへのサービス提供も視野に入れている。


参考: Vercel Blog — 2026年6月11日 13:00 (JST)

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