Anthropic(アンソロピック)は2025年12月2日(現地時間)、社内におけるAIツール「Claude Code」の利用状況に関する調査結果を公表した。2025年8月に実施されたエンジニアと研究者へのアンケート、定性インタビュー、およびClaude Codeの利用データ分析に基づき、AIの活用がソフトウェア開発者の業務を大きく変革している実態が浮き彫りになった。
この調査によると、Anthropicのエンジニアは作業の約60%でClaudeを利用していると自己申告しており、その結果、生産性が50%向上したと報告している。これは前年同期比で2〜3倍の増加に相当する。
さらに、Claudeが支援する作業の27%は、手動では費用対効果が低く、これまで着手されなかったタスクで構成されている。これには、プロジェクトの拡張や新たなツールの作成などが含まれる。
データ収集時点ではClaude Sonnet 4とClaude Opus 4が最も高性能なモデルとして利用されており、エンジニアはコードのエラー修正やコードベースの学習にClaudeを最も頻繁に活用していた。また、Claude Codeはより複雑なタスクを自律的に処理する能力が向上しており、6ヶ月前には約10アクションで人間の入力が必要だった作業が、現在では約20アクションを自律的に処理している。エンジニアはコード設計/計画(使用率が1%から10%に増加)や新機能の実装(14%から37%に増加)といった複雑なタスクにもClaudeをより多く使用する傾向が見られる。
一方で、従業員はスキルセットが広がる恩恵を受ける反面、より深い技術的専門知識が退化する可能性や、AIとの協業が増えることで同僚とのコミュニケーションが減少する可能性への懸念も示している。一部のエンジニアは、短期的にはAIの利用に楽観的であるものの、長期的にはAIが多くの仕事を自動化し、人間が無関係になる可能性について言及している。
参考: anthropic.com — 2026年6月5日 09:00 (JST)