OpenAIは2026年5月27日(現地時間)、グローバルソフトウェア契約企業エンダバ (Endava) がOpenAI Codexを利用して「エージェント組織」を構築したと発表した。エンダバはCodexを早期に導入し、要件分析にかかる時間を数週間から数時間に短縮、ソフトウェア提供ライフサイクル全体でシニアエンジニアの専門知識を拡張している。

エンダバはヨーロッパ、アメリカ、アジアにエンジニアを擁する企業で、銀行、保険会社、小売業者、メディア企業向けの高品質なソフトウェア提供を中核事業としている。同社は自らを「エージェント組織」と称しており、シニアの専門知識をエージェントにコード化し、クライアントとのエンゲージメントライフサイクル全体でチームと協働させている。

エンダバのヨーロッパ地域CTOであるジョー・ダンリービー氏 (Joe Dunleavy) は、コードのほとんどを自社で作成していた状況から、Codexが生成する成果を監督する形に変化したと述べ、出力品質が飛躍的に向上したと指摘した。また、同氏は、Codexが小規模なチームが非常に凝縮された時間枠で大きな価値を提供することを支援したと述べている。

グローバルSVP of Agentic Architectureのマイク・クロルニック氏 (Mike Krolnik) は、Codexがシニアおよびジュニアエンジニアの働き方を変革したと説明した。シニアの知見がCodexを通じてジュニアチームに共有され、ジュニア開発者が通常はシニアエンジニアに予約されているような作業を行うことを可能にしている。この知識移転は、エージェント組織の核となる価値と利点であり、複数の経験の浅いチームを並行してガイドできるという。クロルニック氏は、Codexが要件分析、設計、仕様、開発、運用といったライフサイクル全体にわたる一般的なデスクトップエージェントとして成熟したと述べた。

実践事例として、エンダバの法務チームが数千ページに及ぶ契約書のレビューという複雑な問題をエンジニアリングチームに持ち込んだケースがある。通常数週間かかる弁護士とエンジニア間の調整が、Codexを用いることで2時間の会議と数回のレビューで実行可能な要件仕様書が生成され、数週間の作業が2時間の会議2回に圧縮された。クライアントとのライブセッションにおいても、設計文書、図、仕様をリアルタイムで作成し、アイデアの迅速な具現化に貢献している。


参考: OpenAI Blog — 2026年5月28日 00:00 (JST)

原文ハイライト

"The quality of output has just gone up exponentially."

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