OpenAIは2026年5月29日(現地時間)、同社のブログで、ブレイントラスト (Braintrust) がAIモデルCodexとGPT-5.5を活用した開発事例を発表した。ブレイントラストのエンジニアは、顧客からの機能リクエストを数分でプレビューブランチに変換し、エンジニアリング実験の範囲を拡大している。これにより、開発の迅速化と顧客フィードバックのループ加速を実現した。
AI製品の品質を保証する可観測性および評価プラットフォームを提供するブレイントラストは、Codexを用いることで顧客の機能リクエストを迅速に作業中のアイデアとして顧客に提示可能になった。創業者兼CEOのアンカー・ゴヤル (Ankur Goyal) 氏は、単なるコーディングの高速化に留まらず、顧客とのフィードバックループの加速が最大の変化だと述べている。同氏によると、Codexは他のモデルでは再現できないほど、ターミナルにより多くのテキストを遅延なく出力できるという。
以前はバックログに入り優先順位付けを待っていた機能リクエストが、Codexの導入によりリアルタイムでの試行が可能になった。チームはリクエストをCodexにコピー&ペーストし、プレビューブランチを作成して顧客に数分で提示できる。ゴヤル氏は、Codexによって顧客とリアルタイムで機能リクエストについて反復し、アイデアを出すことが可能になったと指摘する。
ゴヤル氏はまた、Codexの速度が新しいアイデアを試すための準備作業を削減したと述べている。他のモデルでは特定の問題を解決するためにモデルにプロンプトを提示する必要があったが、Codexでは問題を実証するテストを作成し、サンドボックス環境でCodexを実行させるアプローチに移行した。この速さによって、定義された問題に対してCodexが制御された環境で作業を進め、アイデアから実用的なソリューションへの移行を加速させる。ブレイントラストチームの半数が1ヶ月でCodexに移行している。
参考: OpenAI Blog — 2026年5月29日 21:00 (JST)
原文ハイライト"Codex unlocked our ability to try out customer feature requests in real time"