保険テック企業Corgi(コーギー)は2026年5月28日(現地時間)、シリーズB1ラウンドで1億600万ドルを調達したと発表した。これにより同社の評価額は26億ドルに達した。これは、3週間前にシリーズBラウンドで1億6000万ドルを調達し、評価額が13億ドルであった時の2倍となる。

Corgiは、テック、サイバー、一般賠償責任といった分野のスタートアップに特化した保険を提供している。同社の顧客にはDeelやArtisanが含まれる。同社はEmily Yuan(エミリー・ユアン)とNico Laqua(ニコ・ラクア)によって2024年に設立され、AI関連を含む「新しいカテゴリー」のリスクに対する補償を構築しており、レガシー保険会社では対応が不十分なスタートアップ市場を対象としている。

今回のわずか3週間での評価額倍増は異例であり、特に両ラウンドの投資家構成が同じであることから、一部で疑問が呈されている。投資家であるKindred Ventures(キンドレッド・ベンチャーズ)のKanyi Maqubela(カンイー・マクベラ)氏は、この評価額の急上昇について企業の勢いを理由に挙げている。Maqubela氏は、収益成長が今回のラウンドを正当化したと付け加えた。その一方で、あるリミテッドパートナー(LP)は、実質的な流動性イベントがないまま企業評価額が上方修正されることに対し、内部評価に対する不信感が高まっているとの見方を示している。

CorgiのLaqua氏は、保険業界が「非常に資本集約型」であり、新しい製品ラインとパートナーシップ全体で需要が急速に加速していると説明した。AIネイティブプラットフォームの構築もコストを増大させる要因となっている。今回調達した追加資本は、新しい保険カテゴリーへの拡大、AI引受プラットフォームのスケーリング、組み込み型流通パートナーシップの成長、およびチームの継続的な拡大に充てられる予定だ。

Corgiはこれまでに、Prime Capital(プライム・キャピタル)、Leblon Capital(レブロン・キャピタル)、Alumni Ventures(アラムナイ・ベンチャーズ)、Y Combinator(Yコンビネーター)を含む投資家から総額3億7800万ドルを調達している。類似分野には、Vouchなどが事業を展開している。


参考: TechCrunch Funding — 2026年5月29日 02:15 (JST)

原文ハイライト

"a company whose valuation doubles in three weeks is unusual enough to raise questions"

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