OpenRouterは2026年5月26日(現地時間)、Google親会社AlphabetのグロースファンドCapitalGが主導するシリーズB資金調達ラウンドで1億1300万ドルを確保したと発表した。The New York Timesの報道によると、今回の調達により同社のポストマネー評価額は約13億ドルに達した。これは、2025年6月のシリーズA資金調達後の推定5億4700万ドルから大幅に増加した。OpenRouterは、過去6ヶ月で週あたりの処理トークン数が5倍に急増し、現在では週25兆トークンを処理していると述べている。
2023年に設立されたOpenRouterは、企業やAIユーザーがコストを管理したり、特定のタスクの推論精度を高めたりするために、異なるAIモデルを選択することを支援するAIゲートウェイを提供している。同社は、Anthropic、Google、OpenAI、xAI、DeepSeekを含む400以上のモデルへのアクセスを提供していると説明する。
OpenRouterは現在800万人のグローバルユーザーを抱え、月間100兆トークン、すなわち週あたり約25兆トークンを処理していると主張している。これは6ヶ月前の週あたり5兆トークンから5倍の増加であり、同社の急速な成長を裏付けるものだ。
今回のシリーズB資金調達ラウンドはCapitalGが主導した。過去の資金調達として、同社はMenlo VenturesとAndreessen Horowitzから2025年6月に4000万ドルのシリーズA資金を調達しており、当時の評価額は5億4700万ドルだった。
OpenRouterの成功は、AIモデルがAIタスクにとって目に見えない、交換可能なエンジンになりつつあるという市場のトレンドを反映している。AIを導入する企業が、過去のSaaSプロバイダーとの関係のように特定のモデルベンダーに固定されることを避け、マルチモデルの活用を進める中で、OpenRouterのようなゲートウェイの重要性が増している。
OpenRouterの創設者は、開発者がAIモデルを自由に交換できる同社の能力が、生成AIのイノベーションを加速させ、AI市場に健全な競争をもたらすと考えている。
参考: techcrunch.com — 2026年5月27日 03:33 (JST)