2026年5月26日(現地時間)、米AIスタートアップAnthropic(アンソロピック)のフロンティアモデル「Mythos(ミトス)」が、同社の対話型AIサービス「Claude(クロード)」のコード参照に一時的に出現した。この動きは、同モデルの広範なリリースに向けた内部検討が進んでいることを示唆する。「Mythos」は4月7日に高度なコンピューターセキュリティタスク向けに発表され、これまでProject Glasswingを通じた制限付きプレビューでのみ利用可能だった。
Anthropic(アンソロピック)のフロンティアモデル「Mythos(ミトス)」は、5月25日に公開されたClaude Code(クロードコード)の参照に現れた。一時的に「Mythos」のトグルもユーザーによって確認された後、再び非表示になったという。「Mythos」は、claude-mythos-1-previewとして、「Claude Code」および一部の「Claude Security」環境でのリリースに向けて準備が進められている。
「Mythos」は、モデル「Opus 4.7」と比較してコード推論能力が向上している。これにより、開発者はデバッグ、セキュリティレビュー、およびより複雑なコーディング作業において支援を得られる。具体的には、主要なオペレーティングシステムやブラウザにおけるゼロデイ脆弱性(未発見の脆弱性)の特定と悪用が可能である。この能力は、防御側にとっては脆弱性を修正する上で有用だが、攻撃者にとっては攻撃経路を構築するために価値があり、悪用リスクの増加につながる可能性も指摘されている。
Anthropicは、モデルの誤用に対するコントロールを構築している間、「Mythos」を一般顧客から隔離してきた。初回のリリースはProject Glasswing(プロジェクトグラスウィング)を通じて、主要な業界パートナーとオープンソース開発者に限定された。約50のパートナーがClaude Mythos Previewを利用し、広範囲で利用されているソフトウェアにおいて10,000件以上の高または重大度の脆弱性を発見した実績がある。この成果は、モデルが防御チームを大規模に支援できることを示している。今回の「Claude Code」への出現は、その成果をより広範な製品へと展開する圧力が存在することを示唆している。
参考: winbuzzer.com — 2026年5月26日 18:49 (JST)
原文ハイライト"Mythos delivers code reasoning gains over Opus 4.7"