OpenAIは2026年5月15日(現地時間)、エンタープライズに特化した新部門「OpenAI Deployment Company」を設立したと発表しました。この新部門には、TPG、Brookfield Asset Management、Advent International、Bain Capitalを含むプライベートエクイティ企業から40億ドルを超える初期投資が投入されます。同社は、顧客企業の組織内に専任エンジニアを常駐させ、AIを活用したワークフローの設計と再構築を支援することを目的としています。

OpenAIの発表によると、これまでに100万以上の企業が同社の製品やAPIを導入しており、次の段階のエンタープライズAIは、技術を実世界のユースケースにどれだけ効果的に導入できるかによって決まるとされています。

新設されたOpenAI Deployment Companyは、Forward Deployed Engineers (FDEs)を顧客組織内に配置し、ビジネスリーダー、オペレーター、最前線のチームと密接に連携します。さらにOpenAIは、AIコンサルティングおよびエンジニアリング企業のTomoroを買収することに合意しており、これにより約150名の専門家が加わります。OpenAIのCFOであるサラ・フライアー (Sarah Friar) 氏は、LinkedInの投稿で、この動きが顧客の重要なギャップを埋め、Tomoroの買収がTescoやVirgin Atlanticのような企業でのAI導入実績をもたらし、フロンティアAIエンジニアを世界中の組織に直接組み込む能力を拡大すると述べています。

FDEsは、組織インフラや重要なワークフローをAI中心に再設計する中で、採用パイプライン、パフォーマンス管理システム、workforce planning toolsなど、人事 (HR) 関連の領域にも関わることになります。フライアー氏は、我々は実験段階をはるかに超えているとし、AIを業務を推進するワークフローに深く組み込むことが喫緊の課題であると指摘しました。

関連する動きとして、Anthropic も最近、新しいエンタープライズAIサービス会社を発表しています。この会社は、Blackstone、Hellman & Friedman、Goldman Sachsをはじめとするパートナーから約15億ドルの資金調達を受け、General Atlantic、Leonard Green、Apollo Global、Singapore’s wealth fund IC、Sequoia Capitalも寄与しています。このベンチャーでは、アンソロピックの応用AIエンジニアを中堅企業のコアオペレーションにClaudeを組み込むために展開するとされています。アンソロピックのCFO、クリシュナ・ラオ (Krishna Rao) 氏は、Claudeに対する企業需要は、単一の提供モデルでは大幅に供給を上回っているとコメントしています。


参考: hrexecutive.com — 2026年5月15日 21:00 (JST)

原文ハイライト

"The new company will place Forward Deployed Engineers (FDEs) inside client organizations"

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