OpenAIは5月18日(現地時間)、デル・テクノロジーズとの戦略的提携を発表した。この協業により、OpenAIが開発した大規模言語モデル「Codex」が、ハイブリッドおよびオンプレミス環境で運用される企業向けに提供されることになる。企業は自社のデータセンターやプライベートクラウド内でCodexを利用できるようになり、データ主権の維持やセキュリティ要件への対応が強化される見込みだ。両社は、AI技術の企業導入を加速させることを目指している。

OpenAIとデル・テクノロジーズの提携は、Codexをより広範な企業顧客に届けることを目的としている。これまでクラウドベースでの提供が主であった大規模言語モデルに対し、本提携を通じてハイブリッド型およびオンプレミス型のアプローチが可能となる。これにより、機密性の高いデータを扱う企業や、特定の規制要件を持つ組織は、自社の管理下にあるインフラストラクチャ上でCodexの高度なAI機能を活用できるようになる。

デル・テクノロジーズは、その広範なエンタープライズソリューションとインフラストラクチャ提供能力を活かし、OpenAIのCodexの展開を支援する。特に、オンプレミス環境でのAIワークロードの最適化や、既存のITシステムとの統合を容易にするための技術支援が期待される。企業は、柔軟なデプロイメントオプションを通じて、それぞれのビジネスニーズとセキュリティポリシーに合致する形でAI技術を導入できる。

この動きは、大規模言語モデルの活用が企業戦略の重要な要素となる中で、データセキュリティとプライバシーに対する懸念に応えるものと見られる。OpenAIとデル・テクノロジーズは、AI技術の民主化を推進しつつ、企業の多様な運用要件を満たすソリューションを提供することで、AIイノベーションの加速に貢献していく方針だ。


参考: openai.com — 2026年5月19日 10:45 (JST)

原文ハイライト

"on-premises enterprise environments"

この記事をシェア
X はてブ LinkedIn