Stiltaは5月(現地時間)、Andreessen Horowitzが主導するシードラウンドで1050万ドルを調達したと発表した。資金調達にはY Combinatorのほか、OpenAI、Legora、Lovableといった有力企業で活躍するオペレーターも参加した。同社は、企業が保有しながらも活用されていない特許を発見し、その潜在的価値を引き出す人工知能(AI)プラットフォームを開発。知的財産(IP)関連の調査・分析作業を自動化し、特許訴訟プロセスの効率化と費用削減に貢献することを目指す。

Stiltaのオスカー・ブロックCEOは、同社のプラットフォームが弁護士チームのように機能すると説明する。ユーザーが特許番号と関連コンテンツを入力すると、人工知能エージェントのネットワークが、申請内容と競合する可能性のある他の特許を検索し、適用される類似の財産を特定し、特許の申請および裁判履歴を抽出する。ブロック氏によると、同プラットフォームは、専門家が多数集まった部屋のように並行して推論し、結論に至るが、これを人間のチームでは達成できない規模で実行できるという。プラットフォームを利用する弁護士や専門家は、分析を主導し、結果を決定する立場にある。

ブロック氏は、特許プロセスの手作業による遅延を自身の経験から認識し、友人であるトビアス・エストリーン氏の父親である特許弁護士が日常業務について語る中で、同社の着想を得たという。エストリーン氏、ペトルス・ワーナー氏、オスカー・アダムソン氏と共にStiltaを立ち上げ、労働集約的で高額な費用がかかる知的財産訴訟の背景にある調査分析作業の自動化を目指している。

法務テック分野は、広範な人工知能ブームの中で注目を集めるセクターの一つと見られている。ブロック氏は、法務業界の一部ではテクノロジーによる変化がすでに進んでおり、分析作業は人工知能によって引き継がれつつあると指摘する。しかし、事件の最終的な決定は依然として人間が行っている。同社は、多くの企業が保有しながらも適切な分析やライセンス供与が行われず、費用が障壁となっていた特許の潜在的な価値を引き出すことを目標としている。この分野の他社には、Solve IntelligenceやDeepIPなどが挙げられる。


参考: TechCrunch Funding (アーカイブ) — 2026年5月19日 21:00 (JST)

原文ハイライト

"but at a scale no human team can match"

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