論文投稿サイトのarXivは2026年10月21日(現地時間)、ジョス・ムーアケンズ (Joss Moorkens) 氏とモンジャ・ジャネット (Monja Jannet) 氏による「Translation and data ethics」と題された研究論文を公開した。同論文は、翻訳におけるデータ倫理を導入し、著作権、所有権、偏見といったデータにまつわる複数の倫理的問題について議論している。
この論文は、あらゆる種類のデータに適用される著作権 (copyright)、所有権 (ownership)、偏見 (bias) の問題を取り上げている。さらに、データが権力不均衡 (power imbalances) や力学 (dynamics) に関連していることから、マイノリティ化された言語コミュニティ (minoritised language communities) やデジタルデバイド (digital divide) の両側にいるコミュニティに特有の課題も議論の対象としている。
論文は、責任 (responsibility) と規制 (regulation) に関する議論で締めくくられ、翻訳研究者 (translation studies researchers) によるデータ倫理への注目度の高まりについても考察している。
本論文は、S. Castilho氏、D. Kenny氏、J. Moorkens氏、M. I. Rivas Ginel氏が編集するDeveloping AI literacy for translationに掲載される予定だ。
参考: arXiv cs.CL (アーカイブ) — 2026年10月22日 13:00 (JST)
原文ハイライト"issues of copyright, ownership and bias, which apply to all types of data"