Vercelは2026年10月15日(現地時間)、エージェント向け永続ストレージサービス「Vercel Drives」の一般提供を開始した。Vercel Drivesは、エージェントのファイルを実行環境から独立させることで、異なるツールやランタイムを持つ新しい環境に移行しても、同じファイルで作業を継続できるようにする。本サービスはVercel Sandbox向けに提供される。
Vercel Drivesは、一度ドライブを作成すれば、必要に応じてVercel Sandboxにマウントできる。これにより、エージェントは新たなタスク用に構成された新しい環境でも、中断した場所から作業を再開できる。例えば、CLIやSandbox SDKを用いてドライブを作成・マウントし、「/workspace」配下のファイルをドライブに永続化させることが可能となる。
ドライブは、エージェントのファイルをサンドボックスの実行状態から分離する役割を果たす。これにより、エージェントはワークスペースの転送なしに新しいサンドボックスで作業を再開したり、ランタイムを切り替えたりできる。複数のサンドボックスで同じドライブをマウントすることも可能。
また、エージェントはファイルを一度ドライブに準備すれば、複数のサンドボックスで再利用できる。あるエージェントがドライブ上でデータセットを構築した場合、他のエージェントは読み取り専用のコピーをマウントし、データ分析やレポート生成に利用できる。データセットの再構築は不要となる。さらに、ドライブをフォークすることで、エージェントは独立したアプローチを並行して試すことが可能。フォークされた各ドライブは元のドライブの内容で開始し、独自の書き込み可能なワークスペースを提供する。
Vercel Drivesは、Vercel Sandbox向けに全てのプランで一般提供されている。ドライブのデフォルト容量は1 TiBで、Hobbyプランでは1 GiB、最大16 TiBまで利用できる。フォーク機能も一般提供の対象。
参考: Vercel Blog — 2026年10月15日 16:00 (JST)
原文ハイライト"We built Vercel Drives to keep an agent’s files independent of its execution environment."