Vercel Blogが2026年10月8日(現地時間)付けで報じたところによると、AIネイティブの企業資源計画 (ERP) プラットフォームを提供するRilletは、VercelのオープンソースAIエージェントフレームワーク「eve」を活用し、製品の出荷速度を3ヶ月で3倍に向上させたと発表した。顧客からの変更要求を最短2時間で本番環境にデプロイする体制を構築し、開発ワークフローの効率化を実現した。

RilletはVercel上にデプロイされたeveエージェントを活用し、2人体制のフロントエンドチームが設立から4ヶ月で800件以上のLinearチケットを処理した。Rilletのフロントエンドチーム責任者であるアンソニー・リャン氏は、顧客修正の出荷からコードレビューまで、社内ワークフロー全般にわたるエージェントの導入を主導している。

チームはeveでエージェントを構築し、Vercel上で実行している。Vercel Connectを使用してSlackやLinearへのアクセスをエージェントに提供し、AI Gatewayを通じてモデルリクエストをルーティングする。eveは命令、ツール、スキルを一つのディレクトリに集約するフレームワークであり、Rilletは社内のすべてのアージェントをeveで標準化している。これにより、非開発者もマークダウン形式の命令でエージェントの挙動を調整可能である。

また、AI Gatewayを導入することで、Anthropic やOpenAIといった複数のモデルプロバイダーへのアクセスを一元化し、各モデルプロバイダーごとに接続設定を行う手間を省いた。エージェント開発者は、構成の文字列を変更するだけで異なるモデルを試すことが可能である。VercelのEnterprise Managed Usersを通じて、全開発者のアクセスをGoogle Workspaceのシングルサインオン (SSO) で管理し、会社のディレクトリに基づいたアカウント管理とアクセス制御を徹底している。


参考: Vercel Blog (アーカイブ) — 2026年10月9日 13:00 (JST)

原文ハイライト

"Tripled shipping rate in three months with eve agents deployed on Vercel"

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