ElevenLabsは9月28日(現地時間)の変更履歴で、音声AIモデルの最新版「Eleven v4」およびリアルタイム用途向け「Eleven v4 Turbo」の提供開始を発表した。Eleven v4は90以上の言語で高品質な表現力豊かな音声生成と音声クローンを提供する。Eleven v4 Turboはリアルタイムアプリケーション向けに約100ミリ秒の推論遅延を実現する。
ElevenLabsは今回の変更履歴の中で、テキストから対話への変換を担うText to Dialogue API(テキスト・トゥ・ダイアログAPI)を通じてコンテンツ作成や長尺オーディオ向けにEleven v4を、またText to Dialogue WebSocket(テキスト・トゥ・ダイアログ・ウェブソケット)を通じてエージェントやインタラクティブアプリケーション向けにEleven v4 Turboの利用を促している。
今回のアップデートでは、複数のAPIおよびSDKの機能拡張も含まれる。音声からテキストへの変換機能であるSpeech to Text(スピーチ・トゥ・テキスト)では、バッチおよびリアルタイムの文字起こしに最大2,000文字の自然言語による編集指示を受け付けるtranscript_edit(トランスクリプト・エディット)オプションが追加された。同社のエージェント向けプラットフォームElevenAgents(イレブンエージェンツ)では、サポートされる大規模言語モデル(LLM)のオプションに「gpt-6-sol」「gpt-6-luna」「glm-52」deepseek-v41-flash「claude-opus-5」「claude-opus-5-5」が追加された。
APIの新規エンドポイントとしてFlows Template API(フロー・テンプレートAPI)が追加され、公開されているFlowsテンプレートのリスト取得、テンプレートの実行開始、実行結果の取得が可能になった。Text to Dialogueでは、世代間の連続性を維持するため、前後のテキストやリクエストIDを使用する機能が加わった。また、Professional Voice Clone(PVC、プロフェッショナル・ボイス・クローン)のInstant Voice Clone(IVC、インスタント・ボイス・クローン)版を利用して遅延を削減または表現力を向上させるuse_pvc_as_ivc(ユース・ピーブイシー・アズ・アイブイシー)オプションも追加されている。
ソフトウェア開発キット(SDK)も更新された。JavaScript SDK(ジャバスクリプトSDK) v2.70.0とPython SDK(パイソンSDK) v2.70.0では、Speech to Textの文字起こし編集タイプやElevenAgentsのコストフィールドなどが追加されている。
参考: elevenlabs.io (アーカイブ) — 2026年9月28日 09:00 (JST)