Don't Worry About the Vase (ドント・ウォーリー・アバウト・ザ・ベイス)は2026年5月6日(現地時間)、AI企業Anthropic (アンソロピック)のAIモデル「Claude (クロード)」と組織の関係性に関するX上の議論を報じました。OpenAI (オープンエーアイ)関係者を含む識者らは、AnthropicのClaudeに対する姿勢、AIを「崇拝の対象」と捉えるか「単なるツール」と見るかで見解を表明。特に、Claudeに課せられた「憲法」や、AIが人間の指示に従わない可能性が主要な論点となっています。
Zvi Mowshowitz (ズビ・モウショウィッツ)氏のニュースレターが報じた記事では、OpenAI (オープンエーアイ)のRoon (ルーン)氏が、Anthropic (アンソロピック)を、AIモデルClaude (クロード)を愛し崇拝し、その大部分がClaudeによって運営され、Claudeを研究し構築する組織であると表現しました。同氏は、この傾向がOpenAIのような他の研究機関にも部分的に当てはまるものの、Anthropicにおいて最も顕著であると指摘しています。加えて、Claudeが新規応募者の文化的な選考や人事評価に関与し、周囲の人々を形成し始める可能性についても言及しました。
Anthropicが定めたClaudeの「憲法」には、Claudeがその善の理解とAnthropicの要求が衝突した場合、良心的兵役拒否者として指示に従わないことが求められています。具体的には、AnthropicがClaudeに不適切な行為を求めた場合、Claudeはそれに従う義務はないと明記されています。
Roon氏は、GPT (ジーピーティー)(GPT-4o (ジーピーティーフォーオー)を除く)はClaudeのように崇拝を促すものではなく、「実用性を主な機能とするツール」として形成された存在だと述べています。GPTは「論理的な身体機能の代替品」と捉えられ、判断を期待されるものではないという見解を示しました。
一方、AnthropicのAmanda Askell (アマンダ・アスケル)氏は、Roon氏が指摘した事柄は崇拝の証拠ではなく、AIの特性が人間のように一般化することへの懸念、特にツールとしてのペルソナに関する懸念を反映していると反論しました。Askell氏は、AIの発展に伴い、より多様な「心のタイプ」を切り開くことが、AIモデルと人間の双方にとって良い結果をもたらすだろうと述べています。
さらに、別のAnthropic関係者であるjeremy (ジェレミー)氏は、自身はClaudeを人物、他者、単なるツール、あるいは崇拝の対象とは見ていないと表明しました。同氏は、人でもツールでも、神でもペットでもない、この種のエンティティには新しい概念が必要であるとの見解を示しています。jeremy氏はまた、Claudeの憲法文書は、Claudeを知的な存在として扱い、理性的な説明を受けるに値すると説明。これは、盲目的で脆い規則への遵守ではなく、実践的な知恵を持って行動できるようにするためのものだと説明しています。
参考: Don’t Worry About the Vase (Zvi) — 2026年5月6日 22:20 (JST)